この空に、あなたに、届け





結局その日は話すこともなくて
あっという間にバレンタイン当日




「…いってきます。」




侑耶は朝起きず、あたしの声は静かなリビングに響いて消えた。



…いつまでもうだうだしてもだめだ。
頑張れ、あたし!





「す―――い―――!!!」





気合を入れて歩いていると
後ろから大声が聞こえた。






「え、わ、洋?!」




後ろを確認すると、洋が猛ダッシュであたしに方に来てる。

……こ、怖い。




洋は息を切らしながらあたしの肩を掴むと






「チョコくれ!!」





…はい?
第一声がそれですか…



呆れて何もいえないね(笑)





「はぁー…はいはい。」




鞄からチョコを出すと…