この空に、あなたに、届け







「じゃ、そろそろ出るか。」




お土産を買い終わった要が満足そうに言った





「そうだね。どっかで休憩しようか」





あたし達は水族館からでて近くの公園に向かった。






「ほら、ここ座れよ。」





いつの間に買ってきたのか、
要の手には暖かい飲み物があった。





「うん、ありがとう。」





それを受け取って要の隣に座る。


あたしは、コーヒーとか苦いものが苦手だから
いつも甘いココアを飲む。



それを要も知ってるから
毎年冬には甘いココアを買ってくれる



そうところ、優しいなって思う。





「あのさ…」




甘いココアを飲みながらそんなことを思っていると
突然要に話しかけられた。





「ん?…あちっ。」




ゆっくり飲もうとしていた手を急に動かしたせいか
舌を火傷してしまった





「大丈夫か?」




「うん、大丈夫。」




あたしは舌を出してはふはふと舌を冷やしながら返事した。