ちょっと…待てよ。
なんでそうなるんだよ。






「…そうだね。それなら俺もなんも言わないよ。」





推なら…
きっと、推なら。


そんな淡い期待を持って、そう言った。






「あたしは…」





こりゃ、完璧に困ってるな。



だけど、答えて欲しい。





「えっと…、その…」




もじもじし出す推。
やっぱり、可愛い。



抱きしめたくなる。



俺は、抱きしめたい衝動を抑えながら
推の返事を待った。





「あの、さ」




推が意を決したように口を開いた。







推の答えは……?