「なんで俺らに隠すのかわかんねー。」
「要にも隠してるなんて、
よっぽどのことなんだね…。」
相変わらずあたしのベッドでいびきをかいてる洋を見る。
寝る時間を惜しんで何やってるんだか。
「あいつ……あんなこと言っておきながら。」
要は小さな声でなにか呟くと
「洋、起きろよ。」
冷静におでこをペシンと叩いた。
「いて…。」
痛いとか言いながら、また寝てる…。
「…ったく。」
要は呆れるように言うと、
自分の口を耳元へ持っていった。
そして、何かを呟く。
すると…
「おわああああああ!!!」
大声を出して飛び起きた。

