「ここは…こうだ!!」
「そうそう。推、よく頑張ったな!!」
あたしが倒れてから4日経った。
侑耶に怒られて、生活を戻してから
随分と調子がよくなった。
勉強もいつもより頭に入ってる気がする。
「これなら行けるんじゃないか?」
「ありがとう。あたし頑張るね!!」
2人で顔を見合わせて笑う。
「ぬあー…違うー…」
な、なに?!
急に洋が大声をあげた。
洋方を見てみると…
ぐーすか寝ていた。
…なんだ、寝言か。
違うって言うから、このままじゃだめなのかと思った。
「あいつ、最近変なんだよなー…」
隣に居た要が小さな声で独り言のように呟いた。
変?

