「舞ーっ!!」 むぎゅーっ。 「ちょっとぉー、どうしたのぉ?」 「ちょっと、舞が恋しくなったあ。」 「へ? なんでよっ。毎日顔合わしてんじゃんっ。」 「そうなんだけどね・・・・・・。」 舞といると素の自分になれる。 だから言おうと思うんだ。 智貴との出会いと結婚について・・・・。 「あのね・・・・。」 「ん?」 「あたし、舞に内緒にしてた事があるんだぁ。」 あたしは舞から離れ、ちょっと気を取り直した。