う~ん。



あやは考えていた。



りょうにいつ返事するか。

好きって言うか。



まだ、勇気が出ない。

弱いなあ。




その時



「よぉ。」



ポンッと肩をたたいてきたのはりょうだった!




よぉ。じゃないよ! あたしは今あんたのことで困ってんだから!!


ちょっとりょうをにらむ。




「なんだよ。」



りょうも負けじとにらんでくる。




ジーッ




二人は睨み合いがはじまった。




ジーッ



ジーッ




ジ・・・・




クスッ




二人はあまりにらみすぎたのか、おかしくなった。




笑いが耐えなかった。




ああ、早いとこ、告っちゃうのはやーめた。




だって、気まずくなるのは嫌だから。




あやは笑いながら思った。




「あは、はは。やっぱお前っておもろい!!」



りょうは本気で泣いてた。わらいながら・・・。




「あー!ひどっーい!」



あやは、頬を膨らます。



ぷうっ。





ぱちん!




急にりょうがホッペをたたいた。



「いったぁ!! 何すんのさっ!」

「いやぁ、またかわいいなぁーって思っちゃったから!」




きゅん



りょうのバカ。


そんな事軽々しくいっちゃだめだよ。


胸がきゅんってなるんだから。