「え~、田中 綾(りょう)くんだ。 まぁ、見た目は悪そうだが仲良くな!」




先生はちょっと失礼な事を言ったと思って咳払いをした。




シーン。



みんな静まり返った。



予想していたイメージと違ったのだろう。




でも、あたしは一人、平然を装っていた。





その時、




「おっ、そーいやあやと名前同じだなっ!」




え~、そこでふらないでくださいよぉ。




あやは心から否定した。





あんな奴とつきあってられるかっ!




そんな思いもつかのま・・・・。




先生は、りょうにあやの隣り空いてるぞと言い、りょうをこっちに向かわせた。






カッ カッ カッ




無言でこっちに来るりょう。





来んなぁ!




あやは心で叫んだ。