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「おい、お前いつまでいるつもりだよ。」
「え…うわっ!もうこんな時間かよ!」
考えながらボーっとテレビを見ていると、いつの間にか外が暗くなっている。
「で、結局分かんねぇんだろ?諦めて帰れ。」
「言われなくても帰りますー。」
―ガチャ…
「じゃあな、また新学期に。」
「何お前、見送りとかする気なし?酷くね?」
「だってさみぃじゃん。わざわざお前のために外出たくねぇしー…」
「そんなこと言ってっとろくなことねぇんだからなっ!」
―バタン…
何だよ、あいつ。
人に気を遣うってことが出来ねぇんだな。
あれ……俺にだけ?
うわー、何か俺すっげぇ下に見られてる。