愛羅武勇×総長様 Ⅱ


そんな風に、2人っきりで静かな時間を過ごしていると…

―ガラガラ…

突然開いた扉。


「は?」

「え?」

「よぉ。」

大ちゃんは寝転がっていたベッドから飛び起きて、あたしは後ろに振り返った。

「笑えるな。」

「笑うな。」

「え…、誰?」

大ちゃんと雰囲気が似た、男の人が入ってきた。

「あぁ、失礼。大智の父親です。」

そう自己紹介されたすぐ後。


―バタバタバタ!


『病院で走るなっつーの!』

廊下から斉藤君の声が聞こえ始めた。


「マジかよ…」

「え…?」

大ちゃんがそう呟いた瞬間。


「大智!!」

またまた、知らない方が…

「おいっ、走るなって!」

さっき入ってきた女の人の後ろから、斉藤君が入ってきた。

「大丈夫なの!?怪我は!?」

「あーあ…」

「…………?」

もう何が何だか分からなくなってきた。

斉藤君と大ちゃんはため息ついてるし…


「ってか……えっ!」

「何だよ。」

「え、あ、さっき大ちゃんのお父さんって…!」