愛羅武勇×総長様 Ⅱ


「お前にキスしていいのは俺だけなんじゃねぇの?」

余裕たっぷりな顔でそう聞いてくる大ちゃんに、あたしは照れまくる。

「ズルい……」

「やったもん勝ちだろ。」

「じゃああたしも…」

大ちゃんに近付いて、唇を重ねる。

不意打ちだったはずなのに…


大ちゃんはあたしの腰を引いて、距離を縮めた。


「ん……!?」

息をしようと、開いた口に舌が入ってくる。

何で!?


「っん……はぁ…ふっ……」

クリスマス同様。

まだ、このキスには慣れてない。

いつの間にか大ちゃんのペースに乗せられてしまう。

病室に、水音が響く。

大ちゃんの病室が1人部屋で良かった…


「っは……はぁ…」

やっと離された口には、銀色の糸がひく。

「顔真っ赤。」

そう言って、いつもの優しい笑顔で笑った。


「大ちゃんってば以外に変態だね…」

「男はみんな変態なんだよ。」

「槙と遼も?」

「さぁ、知らねぇよ。遼は間違いないけどな。」

「えぇー…」

「何。」

「何でもなーい…」

遼は純粋であってほしかったな…

何となくだけど…