「お前にキスしていいのは俺だけなんじゃねぇの?」
余裕たっぷりな顔でそう聞いてくる大ちゃんに、あたしは照れまくる。
「ズルい……」
「やったもん勝ちだろ。」
「じゃああたしも…」
大ちゃんに近付いて、唇を重ねる。
不意打ちだったはずなのに…
大ちゃんはあたしの腰を引いて、距離を縮めた。
「ん……!?」
息をしようと、開いた口に舌が入ってくる。
何で!?
「っん……はぁ…ふっ……」
クリスマス同様。
まだ、このキスには慣れてない。
いつの間にか大ちゃんのペースに乗せられてしまう。
病室に、水音が響く。
大ちゃんの病室が1人部屋で良かった…
「っは……はぁ…」
やっと離された口には、銀色の糸がひく。
「顔真っ赤。」
そう言って、いつもの優しい笑顔で笑った。
「大ちゃんってば以外に変態だね…」
「男はみんな変態なんだよ。」
「槙と遼も?」
「さぁ、知らねぇよ。遼は間違いないけどな。」
「えぇー…」
「何。」
「何でもなーい…」
遼は純粋であってほしかったな…
何となくだけど…



