愛詩-アイウタ-

「オレは、光璃と歩きたいから先約」


 るぅはとられないように、と付け足した。



「ひぃものじゃないし」



 るぅが頷く。



「それに、るぅだけだもん!」



「なら、いいけど」



「今は」



 るぅが一瞬止まった。



「ウソで~す…一回言ってみたかっただけで~す…すいませーん…」



「ばか」



 一言言われる。最近自覚してきたことなので軽く傷付く。



「るぅもじゃん」



 成績はふたりして平均ちょい上くらいだし。



「でも水原頭いいじゃん」



 水原高は偏差値58で、あこがれだった。文武両道だし。



 入れたことが奇跡。中学では、割と頭よかったけど。



「ならひぃも頭いいことになるけど?」



「光璃は…精神的バカだと思う」



 ぐさっ。



 ダメージ50くらい。HP10まで低下。



「自覚済みです」



「そうだよな」



 どういう意味!?それ、どういう意味!?



 るぅは、何気にひどい。