愛詩-アイウタ-

「おぅ」



 ───5分後



「るぅ」



「ん?」



「あんなかっこつけといて…これはどうなの!?」



 現在───散歩中。



「嫌?」



 ひょうひょうとした態度。別に、嫌じゃないけどさ。



 そう思い、首をふる。



「チャリないし、しょうがなくね?」



「ゔっ」



 チャリないのはひぃのせいです…。すいません…。ひぃが歩きたいって言ったのでした。



「いいけどっ散歩」



 学校から出て、川に沿って適当に歩いてる。本当に、適当。



 るぅが進めばひぃも進む。



 ただ着いていく。…ピクミンか!



 …古っ!!



 自分の心の中でひとり突っ込み。悲し~…



 自分で決められないという点では、ひぃは子供。



 子供でも、自分の道を決められる子はいるのに。



 ひぃだけ置いていかれてる。そんな感じ。



 立ち止まる。るぅは進む。



「どうした?」



 気付いて振り向かれる。3mくらい先。



「なんでもないよ!」



 にっこり笑う。不安なんて気付かれちゃいけないの。



 ひぃは走った。3mだけ。