愛詩-アイウタ-

「いや…なんというか…」



「えっ!なになに!?」



 好奇心旺盛って、こんなことをいうもん?



「大したことじゃないんだけど、るぅは同中らしくて」



「らしくて??」



「見た目がかなりちがくてわかんなかったの!!」



「そうなんだ」



「ゆみが聞いたくせにぃ」



「まぁまぁ。でもなんで光璃はるぅって呼んでんの?」


 思い出す限り、【瑠架って呼んで】って言われて、【じゃあ光璃で】って言って…。



 なんで“るぅ”なんだろ?



 他の友達は普通に名前だったけど。



「多分、ひぃのくせかなぁ…」



「光璃自分のことひぃって言うもんね」



「わたしって言った方がいいかな?」


「合わないからやめときな」




「うぅっ!」



 痛いところを言われる。



「光璃はひぃであってんだから、直す必要ないし」



「ゆみ~っ!」



 思わず抱きつく。



「いや、暑いから」



「まだ春だよっ」



「それに…まっつん来たし」



 ふんわりお腹がチャームポイントの担任は、職員室が好きだ。



「……っ」



「ドンマイ」



 ゆみの声が二重三重に響いた。