愛詩-アイウタ-

「え…」



「だって、オレの分も光璃がはずかしがるしな」



 そう言って笑う。



「それどういう意味~!?」


「そういう意味だよ!!」



「ちょっと失礼だなぁ。事実だけど~」



 少しだけ、ほんのかすかに告られるかと思った。


 それが違うとわかって、ほっとした?悲しかった?



 …自分がよくわからない。



 けどるぅと一緒に笑う。ひぃは笑わなきゃ。


 それが存在意味のような気がしてならないの。




「やっぱ光璃は笑った方がいいって!はずかしさも笑えばとぶはず!!」



「あはっ!やっぱり~??お世辞ありがとね~」



「お世辞じゃねぇよ!本心だし」



「るぅっていつからお世辞うまくなったんだろ?」



「だから本心だって!」


「どうだろ~」



 楽しいな。高校生になって、毎日が楽しくてたまらなかった。


 中学は嫌なことがありすぎた。


 楽しいことよりも嫌なことの方が多かった。


 今はそんなことない。


 この楽しさはいつまで続く?



 そう問わずには、いられなかった。