割れる音や客の悲鳴がうるさいから私の近くに来て 私の震えている手をひろかが両手で掴んだ。 『こ…こんな状況で落ち着けるわけないじゃん!!』 何故ひろかがこんなに落ち着いてるのか分からない。 けどそう言ってる間に、少し落ち着いたような気がした。 そういえば…雄大と隼人は?! とっさに机から出た。 「由美!!」 そこには、ガラスが散りばめられた机と 少し色の濃い赤色の血があった。 そして少し離れている所で湧大と隼人が知らない人と 戦かっていた。