「俺……莉紗さんと…ー

―エッチした――」

 そう言う俺の言葉に、遥の背中が大きく動くのを感じる。



「莉紗さんってのは…」

 それから言葉を選びながら、言い訳がましくあの時の話をした。



「どうして?何で?

そんな話……」

 涙声の遥の言葉が頭を直撃する。