一瞬悩んだ。



走って追いかけて、どうすんだ?



何を話せばいい???



けど、体は走り出した。


カトゥと唯も心当たりを探してくれた。



探し続けた…



駅前のコンビニ…



学校の方…



図書館の方…遥の家。



見つからない。



何度遥の携帯かけても、つながらない……。



走ってて気づいた。



どんなにイミがなくても、言葉じゃなくちゃ、伝えられない。



さっきの話どっから聞いてたのか、わかんない。



そんでも、ありのままを伝えよう。