続☆オカマに恋した☆

「付き合うって…」

俺はそうつぶやく。



「あの子と別れて」

はっきりと莉紗さんの声が聞こえた。



「それは……

…………無理………」

震える声で俺は言った。



あの店がなくなる。



それでも、莉紗さんの彼氏にはなれない。



悲しそうな表情を莉紗さんは一瞬見せた後、



「じゃとりあえず、行きたいところに付き合って」


責めてるような、半ば脅迫してるような口調で莉紗さんは言った。



俺がここで、逃げ出したらどうなるんだろ?



遥の顔が浮かぶ。



遥を失うかもしれないー怖い……怖くてたまんない。