続☆オカマに恋した☆

「ママが勝手にしたことなの…」



「莉紗さんのお母さんに会わせてもらえないかな?」



「無理だと思う。今この状況で…説得なんか出来ない」



「だったら、どうしたらいいんだよ…」



「私と付き合ってくれたら、ママに頼んでみることも考えてもいい」

真っ直ぐに莉紗さんのカラコンの入った瞳は俺を見つめる。



俺はあの店を、二人がどんなに大事にしてきたのか知ってる。



可奈さんか家具とかインテリアを楽しそうに準備してきた。



京ちゃんも開店準備から一生懸命だったし。



隅々まで掃除してピカピカにしてた。



常連客もやっと増えてきたのに。



二人が必死に守ってきた店。



ローンも組んでるって言ってたっけ。