「ほんとに俺、今幸せだと思う」

遥を抱き締めて言った。



「私も…」

潤んだ瞳で遥は言った。



「もう一人にはなれないから…離れたくない」

俺は心の底から想う。



「一人じゃないよ…」

遥のその言葉が嬉しかった。



遥を幸せにしたい―出来るだけ…そう心に誓った。