「愛?」

遥の声が後ろからした。



めっちゃ大好きな可愛い声。



俺はとっさにブランコから立ち上がる。



遥から遠ざかるように歩き出す。



会いたくて…会いたくてたまらなかったはずなのに。



「待ってよ!」

遥が追いかけてくる。