続☆オカマに恋した☆

ーー病院のベッドに眠る莉紗さんを見つめ、不安になる。



その寝顔は苦しんでるように見える。



このまま永遠に目を開くことがなかったら…



手首の傷が深くて何針も縫ったこと……点滴の管も包帯も…

何もかも俺のせいなんだ。



命を取り留めたから良かったものの。



俺はまた真奈美のように、人を苦しめ失うところだった。



莉紗さんが目を覚ました。



俺は安堵した。



莉紗さんの視線が、病室をさ迷う。



「愛……」

莉紗さんの声がー俺を求めてる。



俺は莉紗さんの近くまで歩いてく。




莉紗さんと向き合えるかといえば、それは難しいかもしれない。