続☆オカマに恋した☆

「めっちゃ唇切れてっし。

頬も腫れてる…ヒデェな…」

カトゥは屈んで俺の顔をまじまじと見つめる。



「案外ハデにやられた…」

俺は頬の腫れた部分に手をあてた。



やっぱイテェ。



「俺の唾で消毒してやろうか?」

カトゥは無意味に唾をペッと吐き言った。



「キモッ!!!」



「まぁそ〜ゆうなよ!!」

苦笑いを二人浮かべた。




けど、やっぱ苦笑いでも…


それすらも…救われた気がした。



あんな暗い気持ち…



一瞬でも忘れられた。