続☆オカマに恋した☆

俺はつられるようにして、頬を持ち上げる。



ちゃんと笑えてるのか…
わかんない。



遥はなんでそんな強いんだ…?



「ちょっと先の未来の約束も、ずっと先の未来も…


付き合える約束なんか出来ない。

何で俺らばっか…こんな辛い運命なんだろ…」

うつむき加減に俺は言った。

こんな揺らいでばっかで。
何もちゃんと解決できなくて。

情けなねぇ――

「約束なんかいらないよ。

何もいらない。

私には今の愛と…愛との想い出が

たっくさんあるから」

遥の光が散るようなさみしい微笑み。



「そんなの…悲しいじゃん…俺の全部」

全部遥のものだよ。

遥といたい。

そう口にすることは出来なかった…



全部投げ出して走り出せない自分が

今まで生きてきた中で

一番嫌いだ…