屋上はだんだん冷えてくるようになった。 もうすぐ冬だな。 教室へは遅刻したし、行ってない。 教室へ行く勇気ないし。 「愛? 大丈夫だったのかよ?」 カトゥの声がして振り返った。 「………」 「なぁ、愛……」 必死に問いかけてくるのが伝わる。 「何もない」 背中を向けて答えた。