震えた声で小さく話すその女。 「わかんねー」 もっと言い方あるんじゃねーか って自分でも思う。 だけど、思ってもねーことを きれいごとみたいに 言うのは嫌いだ 女は「そうだよね」といって 立ちあがり、俺に手を振り どこかへ行った。 これが俺と麗奈の出会い。