【短編】Christmas Present

「…今日はどうしたんだ。」


「何が?
来なけりゃよかった?」


「違くて!
なんでそんなスカートはいて、ブーツはいてしてんだよ。」



拓都はもどかしそうに、私の脚に目をやる。



なんでって。



「男か。」



不機嫌に吐き捨てる。



「そんな格好して、バッカじゃねー?」


「何よ、似合わなさすぎ?」



せっかくお洒落したのに。



「いつから男に尻尾振るようになったわけ?」



覚えてないや。



もうずっと。



なのに、気付かない馬鹿なあんただよ。



「そんな短いスカートはきやがって。
ヤッてくれって言ってるようなもんだろ。」



そんなに短いかぁ!?



たかが膝上5㎝で?



私はそんな短いものが好きではないので、おとなしい服しか持ってない。



なのに、拓都はそんな風に見てたんだ…。



なんかショック。



「別に、拓都には関係ないじゃん。」



憎まれ口を叩いてしまう。