左目が私を真っ直ぐに見つめていた。


左目の色は黒じゃなく…キレイな緑色の瞳。


左右の瞳の色が違うことを何て言うんだったかな?


確か……!?


「オットセイ……」


「……ぷっ」


珪さまは笑った。


「オッドアイ……」


「……そう…そうだった…」


「思い出した?俺のこと…」