「……」 クリス君の方が立派だと思っていたけど…。 クリス君がダーリンに挑戦的な態度を取るのは…憧れからだったのか…。 コンコンとノックの音。 「アルです。ハニー様」 「どうぞ~」 アルが亜麻色の髪を乱し、息を切らせて入って来た。 「どうしたの?アルさん」 「大変です!!!珪さまと執事の濠さまを乗せエールフランスの飛行機が… 墜落したとたった今…フランスの日本大使館を通じて連絡がありました!!!」