「……あまり…勝手なことをしていますと…いくら当主だからと言って…
周囲が黙っていませんよ…珪さま」



 権蔵叔父様は俺にさりげなく忠告して、お婆様の病室の扉をノック。


 病室の中に姿を消した。



 「ハニー…どうしてここに来た?ってゆうかその傷は何だ?」



 「転んで…それよりも…どうしても…会いたくなって…」



 俺に会いたくて…ハニーは病院に来た??




 そんなことってあるのか?素直には喜ぶことが出来ず、出た言葉は意地悪な言葉。



 「誰に??」



 「誰って??…ダ、ダーリン…」


ハニーは頬を少しピンクに染めて…肩を竦める。