「……面白いですね~」


 「まさか…徹也お前!!?」


 「……何もしませんよ~。俺だって愚かな男ではありません」



 蔵の奥で見つけた…二つの刃は妖しい光を帯びていた。



 時間が立っても決して錆びてなかった銀色の刃。


 俺は蔵から持ち出し…自分の部屋のクローゼットにそっとしまった。


 決闘か……。


 大会で負けたあの身が裂ける口惜しい思いが…甦る。


 そして昨日の屈辱。