「今時間あるか?話聴こう・・・と・・・えッ!?何泣いてんだよ。」

うつむいてたら目にたまった涙が雫となって地面にこぼれた。

「ご、ゴメンなさい・・・・。ム、無視してください・・・。」

「ワリィ。俺恐かったよな?名のってねぇし。つか名のらなくても知ってると思ってたから泣かれると思ってなかった・・・。俺は管崎・・・言いたくねぇ・・・楓ッ////。」

見かけによらず女の子みたいな名前だったから少し驚いてしまった。

だから照れながら言ってくれたんだね。

「今笑ったか?・・・・バッ。女みてぇからって笑うなっ!!」

必死に照れているのを隠そうとしている赤・・・管崎くんに笑ってしっまた。

声には出さず表情だけ、この状況じゃ笑えないしね。

「泣かしといてあれなんだけど携番とメアド教えろ。」

携帯催促のためか手を突き出してくる管崎くん。

「何で・・・ですか?」

思ったことが口から出てしまった。

「・・・。何でかって?お前が困ってたらスーパーヒーローになるため?泣かせちまったしその代わりとして・・・。俺超キザッ。・・・で、携帯は?」

こんなこと言われたら渡すしかないよね?

アタシは急いで携帯を取り出し直ぐ携帯を渡した。

ってか言うとおりにしなかったらヤバそうだし・・・。