――何言ってんの? 麻耶が、そんな女のわけない。 「馬鹿じゃないの?私に媚びて翔達の事狙ってるあんた達の方が邪魔。」 私の言葉に真里は大きく笑う。 美穂達は、顔を真っ赤にして怒ってる。 「何よ!あんた何てたいして可愛くないくせに。ちょっと幼馴染みだからって偉そうに!」 「そうだよ!あんたの事なんて絶対翔君も拓海君も好きじゃないんだから」 ――翔が私を好きじゃない そんな事言われたくなかった。 それから美穂達は、私を思いっきり睨み教室から出ていった。 真里は、まだ可笑しそうに笑ってる。