村人は、仕方がないので切り株の上で泣くことにしました。 「グズン…グズン…」 もう泣くしかないですね。 住む家がなくなってしまったんだから。 すると、 「あ、あの……大丈夫ですか…?」 心配してくれた人が話し掛けてきました。 「………………れ…」 村人が、何か呟いています。 よく聞こえません。 「えっ?何ですか…?」