桜、咲く頃会いましょう。



だけどこいつにはその必要はない


ないはずなのに…


こいつが一番傷ついてる



なぜだかよくわかんねぇがこいつにはもう傷ついてほしくないんだ



「朝餉の準備できてますんで。」

「何から何まですまねえな…」

「いえ!それがここにおいてもらっている私の役目ですから!!」



そういってくれるなら俺の気持ちも少し軽くなる気がするよ



「お前も今日は早く休めよ?」

「え?」

「目の下くまができてる。」



桜子の目の下をなぞるとだんだん顔が赤くなった



「顔赤いぞ?熱でもあんのか?」


目の下にあった手を額に移動させると、桜子の顔がさらに赤くなった



「だ大丈夫です!!」

「本当か?」

「本当です!!あの私、お部屋の準備するんで!!それでは!」

「あ…おい…」



大丈夫か?


何にもないところで転びそうになる桜子を見ていたら自然と笑みがこぼれた