そんな桜子をあいつらは見てきたはずだ
だから、桜子をここに置くことを認めてくれるはず
「とりあえず、今は我慢するな。悲しかったら泣けばいいし、辛いんだったら逃げてもいいんだ。」
「………。」
俺が部屋を出たのと、桜子が泣き始めたのは同時だった
あいつに居場所を作ってやりたい
そう思うのは何でだろうな…
近藤さんは桜子が住むことを快く了承してくれた
部屋に戻ると桜子は泣きつかれたのか眠ってしまっていた
涙の付いた頬とびっしょり濡れた布団
相当泣いたんだろうな
今の桜子の気持ちは俺には分からないくらい苦しいんだろう
時間はどれだけかかるかわからない
だが、いつか立ち直れる日が来るといい
再び眠った桜子が目を覚ましたのは、次の日の朝だった
俺が起きたときにはもう隣にいなかった

