桜、咲く頃会いましょう。



苦しいのに辛いのに笑おうとしても笑えない


「私…生きているんですね……」

「当たり前だろ。」

「どうして…どうして死なせてくれなかったんですか!?」



そんな桜子の言葉を聞いて、俺の中の何かが切れた



「黙って聞いてりゃ勝手な事言いやがって。」

「………。」

「俺は命を大切にしねえやつは嫌いだ。だから、死のうとなんてするんじゃねえ。」

「じゃあ、私はどうすればいいんですか?この世に私の家族はもういないんです。私は一人なんです…。」



確かに家族をなくした桜子に帰る場所なんてない


だったら…


「此処においてやる。」

「…え?」

「此処をお前が帰る場所にすればいい。」

「え、でもそれじゃ皆さんの迷惑に……。」



桜子の言いたいことはよくわかる


ここに来てからやらなくてもいいような仕事をしたり、自分から掃除をしたり


迷惑にならないように出来る限りの事をしてた