寝とけと言われても、土方さんと部屋が同じの私は土方さんの隣に布団をひくしかなくて
「俺は少し出てくる。そんな隅にひかねえで真ん中にひいとけ。飯の時間になったら起こしに来てやる。」
土方さんは私に気を使ってくれたのかもしれない…
「いいか?余計なこと考えんじゃねえぞ。」
その声はすごく優しくて
「…はい。ありがとうごさいます。」
「礼を言われることなんて、してねえよ。」
少し笑顔になれた
部屋を出ていった土方さんと同時に布団に入った私
もちろん眠れるわけなんてない
目を閉じれば、甦る土方さんの言葉と父様と母様の顔
でも、不思議で優しく笑ってくれた父様たちの顔を思い出すと知らないうちに眠りについていた
目を覚ました頃、辺りは薄く赤みがさしていた
もう夕方だ
その時、スッと襖が開いた
私は思わず、寝たふりをしてしまった

