桜、咲く頃会いましょう。



俺はいつからこうなったんだろうか?



「まあ、そんなことはどうでもいいんだが…」



俺の話をしている最中でも桜子の目にだんだん涙がたまってきていた



「泣いてもいいんだぞ?」


声を出したら泣いてしまいそうなのか、頭を横に振って返事をした



「無理すんなよ。」



部屋を出てこうとした俺の袖を桜子が引っ張った




「私、父様と母様が見つかるまで泣かないって決めたんです。」

「ああ。」

「だけど…。やっぱり今日だけは、泣いてもいいですか?」




俺ら、新撰組に捕らえられた時も泣かなかった桜子が、今泣いている



「よし。今日はおもいっきし泣けばいい。また明日から頑張ればいいんだ。」

「ありがとう、ございます。私、強くなりたい。だけど、今日だけはやっぱり泣かせてください。」

「おう。そうしろ。」