「けれど桜子ちゃんのお陰で土方さんが変わったと思うとなんだか癪にさわるので…」
「ので何だよ?」
「理由は教えてあげません」
「なっ!?」
「たまにはご自分で考えたらどうです?」
その言葉を最後に総司は再び布団に潜った
出てけってことか…
土鍋をもって洗い場に戻ると桜子はまだ洗い物をしていた
「土方さんだったんですね?その土鍋」
「?」
「ひとつ足りなくて探していたんですよ」
「そうか、すまない」
改めて桜子を見てみる
不思議そうな顔をして桜子は俺を見つめ返してくる
こいつが俺を変えた
俺のどこが強いっていうんだ…
総司の言葉がいまだに理解できない
年下のくせに生意気なことばかり言う
隊の悩みに加えて、総司の言葉の意味にも悩ませられることになりそうだ…
その事を考えるだけで大きなため息が出た

