実際最近の総司が口にする言葉と言えば、『僕は近藤さんの役に立てない』だとか『もう刀は振るえないかもしれない』とかいう後ろ向きなものばかりだ
いつもの総司の口からは絶対に出ないような言葉を聞いた
でもそんな総司の口から小さな声で『まだ死にたくない』と聞いたのも事実だ
だから俺は総司の生きる力を信じようと思う
「ほら食え。せっかくの飯が冷めちまうぞ」
「はい。いただきます」
まるで総司の分も食うように桜子は飯を口に運ぶ
喉に詰まらせないか心配しながらも俺も飯を口に運んだ
飯を食い終わって、洗い物をしている桜子をひとり残し広間を出た
何も食べないのもかえって体に悪いよな?
粥でも持っていくか…
土鍋と茶を持って総司の部屋に向かった
「総司、入るぞ」
「……」
「総司?」
返事がないから勝手に入ってみると、総司は布団の上で寝息をたてていた

