まぁ、こんなことは日常茶飯事だから俺は慣れたけど…
桜子はいまだに恥ずかしいらしく顔を真っ赤にして着物を直す
俺らは恋仲なんだしそこまで恥ずかしがらなくてもいいと思うんだが、桜子は違うらしい
「遅くなりました!」
桜子が広間に入ってきたのは俺が着いてから間もない頃
「皆揃ったな?ではいただくとしよう」
「近藤さん、総司は?」
「ん、あぁ…あまり体調が優れぬようでな」
「そうか…」
総司の体の調子が日に日に悪くなっている気がする
ただの俺の気のせいならいいんだが…
松本先生にもらった薬も今一効いていない気がする
「土方さん…」
桜子が俺の着物の袖を引っ張って心配そうな顔をする
「心配すんな。あの総司だぞ?俺達が信じてやらないでどうすんだよ?」
「そう、ですよね!」

