顔を赤くして布団にもぐったであろう桜子を想像して顔が緩んだ
仕事がはかどりそうだ
後ろで眠っている桜子を尻目に筆を取って黙々と書類を片付けた
「ん…」
「桜子?」
何刻くらい机に向かってたのか
襖の障子からは夕日が差し込んでいる
「んぅ…」
「起きたか?」
「はぃ…おはようございます」
「もうおはようなんて時間じゃないけどな?」
そろそろ夕餉の時間か
これが皆で食う最後の食事になるかもしれない
平助は多分伊東さんについて行くだろうから…
これは俺の勘だがこういう勘だけはよく当たるからな
嫌味みたいなもんだぜ…
「土方さん広間にいきましょう?」
「あぁ。その前にお前はその着物直してから来いよ」
「え?………あっ!!」
どういう寝方したらそんなに寝乱れるんだ…

