桜、咲く頃会いましょう。

【土方】


平助が隊を抜けるかもしれない



そう聞いたとき真っ先に俺の頭に浮かんだのは山南さんの姿だった



俺はまた仲間を失うのか?



考えれば考えるほど混乱し、考えないようにすればするほど平助の事が頭から離れなくなった



挙げ句の果てには桜子に甘えた



本当に情けねぇ…


桜子の隣は居心地が良すぎてつい甘えてしまう



『辛いときは頼ってくださいね』



その言葉がどれだけ俺を救ったか、同時にどれだけ俺を弱くしたか



お前は知らないだろうな、桜子?



「土方さん…今いいか?」


平助か……


「いいぞ、入れ」



あの場に平助はいなかったから離隊の話を聞いてから初めて平助と話す



平助は俺の部屋にはいってくるやいなや複雑な胸のうちを探るように話し始めた