桜、咲く頃会いましょう。



いつもは優しく触れるだけの口づけが今日は少し違う



噛みつくように繰り返される口づけが土方さんの思いを代弁しているようで



意識が朦朧としてきた頃、唇が離れ優しく抱き締められた




「俺の不安を押し付けるようなまねして悪い…」

「半ぶんこですよ。辛いことは分け合いましょうって言ったのは私ですから。謝らないでください」

「あぁ…乱暴にして悪かった…」

「はぃ…もうあんなことはしないでください」

「ははっ」



土方さんの声に少しだけ張りが戻った気がする



土方さんの中で何か踏ん切りがついたのかもしれない




「もう二度と弱音なんて吐かねぇから。今日の事は忘れてくれ」



少しだけ照れた顔をした土方さんはいそいそと布団を敷き始めた



そんな土方さんを見たら少しだけ私の心も晴れた気がする