桜、咲く頃会いましょう。



部屋には入るや否や土方さんは私の腕を引き寄せて私を抱き締めた



「ひじ、かたさん?」

「うるせぇ、俺の事見んなよ?」

「はい?」

「お前さ、前俺に辛いこと分けろっていったよな?」



私に回された土方さんの手が少しだけ強くなった



いきなりどうしたんだろう?




土方さんが変だ



「お前も辛いのわかってるからこんなこと言ってお前に負担かけたくないけどな…」

「…?」

「俺もわかんねぇや…新撰組を上へ上へって思って今までやって来たのに…」

「土方さん…」

「最初は同じ志を持っていたはずなのに…」



さらにきつくなった腕が土方さんの胸のうちを物語っている



「こんな情けねぇ姿なんて惚れた女に見せたかねぇが…」

「………」

「桜子…多分……手加減出来ねぇ…」

「え…?っん!」



土方さんの腕がほどかれたかと思ったら荒々しく唇を塞がれた