私もその場を離れようとしたらガラッとふすまが開いた
「何かあったの?」
「沖田さん。原田さんが新撰組ではない隊士さんを連れてきて」
「!僕もい、ゴホ…けほ、」
「大丈夫ですか!?」
「大丈夫大丈夫、少しむせただけ、ごほっこほ…かはっ…」
そのとき沖田さんの口から飛び散った赤い液体
その赤い液体が私の手にも飛び散った
「血…」
「あっ…」
それを見ただけで私は固まってしまった
その血を見つめると沖田さんの身体を病気は確実に蝕んでいるのだと実感した
「ごめ、ごめん…」
「あっ!!沖田さん!」
そう言い残して足をふらつかせながら沖田さんは何処かへ走っていってしまった
沖田さんの吐いた血が私の手にこびりついている
沖田さん…
血をみるとあの日沖田さんと家に帰ったことを思い出す

