く、来る…
そう思ってぎゅっと目をつぶった
なのに私の唇が感じたのは土方さんの唇の感触じゃなかった
驚いて目を開けると土方さんの悪戯に笑った顔があった
私の唇に触れたのは土方さんの指だった
「期待した?」
「なっ…してません!」
「ははっそうか?まぁ、さすがに俺もこんなところじゃしねえよ」
「からかったんですか!?」
土方さんは子供のように無邪気に笑っていう
「まぁそうだな。それに俺たちの事を覗いてるやつもいたことだし」
「え!?」
周りを見渡しても人影なんてない
「出てこい総司」
「はぁ〜い」
「えぇ…」
「うまく騙せると思ったのになぁ」
柱の影から姿を表した沖田さん
そんなところに隠れていたんですか…
ニヤニヤと笑っている沖田さんを見ていたら見てましたか何て質問しなくても見られていたことは一目瞭然だった

