そんな総司の顔を見て桜子はぎこちなく笑った
「近藤さんには…」
「僕が言うとでも?」
言わないだろうな…
総司には近藤さんがすべてみたいなもんだからな
「隠しておく気か?」
「もちろん、協力してくれますよね?」
その目と口調には否定することを戸惑うほどの意思が込められていた
総司の意見は尊重してやりたいと思う
けれどこんな状態のこいつを戦場で戦わせてもいいのだろうか?
「戦えるか?」
「えぇ、例えこの身が朽ち果てたって戦いますよ」
「強いな」
でかい病を患っているのに近藤さんのために働こうと思える総司に心底強い奴だと思った
普通は取り乱したりするものだろ?
「僕は強くなんかな、こほっ…」
「大丈夫か!?」
労咳だとわかると少しの咳でも心配になってしまう

